A0、A1、大判図面のスキャン時の注意点

大判図面や通常の製本図面に限らず、図面スキャン時にもっとも注意が必要なのは「スキャン時の濃度」です。

線とノイズを調整する


青焼き図面の中でも、古い図面であるほど紙そのものに焼けや色がついてしまいます。スキャン時にはそれらの色もすべてデータとして取り込まれてしまうため、見やすくデータ化するためにノイズ除去を行うケースが多くあります。

ただ、ノイズを除去しすぎると今度は図面自体の線が消えてしまったり、手書き箇所が飛んでしまったり…ということにもなりかねません。
そのため1冊1冊、1枚1枚、状態にあわせたスキャンと調整・確認を行う必要があります。

紙は劣化する


一般的なコピー用紙であっても、長年放っておけば日に焼けたりインクが溶けたりと劣化をしていくものです。
青焼き図面に使われる感光紙は特に、安価な分劣化しやすいのも特徴です。
しっかりと線が見えるうちに、劣化しないデータとして保管しておくことをおすすめしています。