製本図面のスキャンサービスの選び方

これからはじめて図面スキャンを 検討される時に、どんな点に注意をしてスキャンサービスを選べば良いのかのポイントをお伝えしています。
図面スキャンは自社の大切な図面の原本を預ける必要があるサービスですので、安心して任せられるところへお願いしたいですね。

ポイント1.スキャン機材


図面スキャンに使われるスキャナーには大きく3種類あり、それぞれ特徴が異なります。

①シートスルータイプ

1枚ずつ読み込むタイプのスキャナーです。大判コピー機に付属しているスキャナーです。

②フラットベッドタイプ

一般的なコピー機のように、スキャニング画面に用紙をあてるタイプで、比較的導入している会社が多いスキャナーです。
製本にも対応しています。

③オーバーヘッドタイプ

製本を上向きにセットし、ページをめくりながらスキャンが出来ます。原稿を裏返す必要がなく、非接触スキャンで原稿を傷めません。裏返す工程が不要なので処理速度が早いのも特徴です。
また、画像処理が行えるのでスキャンデータのノイズ除去にも対応出来ます。
まだ国内の導入台数が少ないスキャナーです。

当社ではZEUTSCHEL(ドイツ製)オーバーヘッドスキャナーOS12000を設置しています。

ポイント2.実績


ひとくちに「スキャンサービス」と言っても、スキャンをするモノ・その後の使われ方・量や規模・精度など、会社によって得意分野は様々です。

美術品などの立体物のスキャンを行う場合もあれば、ポスターや新聞紙などの印刷物、契約書など捺印・手書き情報が混じった書類など、業種や用途に応じて必要な精度も変わります。
建築図面の場合は特に、データ化が必要なものは古い青焼き図面であることが多く、製本の修復から必要になる場合もあります。

必要な原稿に対してノウハウや実績があるかどうかもサービスを選ぶ上でポイントのひとつとなります。

ポイント3.相談が出来るか?


図面スキャンは、図面原本をお送りいただく必要があるサービスです。
さらに古い製本図面になるほど、保存状態や手書き・劣化の進み具合など1冊1冊の状態も異なります。
異なる製本の状態に細かに対応をしていくためには、直に相談が出来る環境・対応力も必要です。

そのため、直に相談に乗ってもらえるかどうか、大切な図面を預けても大丈夫かどうかという点も重要なポイントです。